大手新聞社の日本経済、朝日、読売が共同で設立したインターネット事業組合(理事長=長田公平・日本経済新聞デジタルメディア社長)は1月31日、3紙が発信するニュースや社説など主要記事を「読み比べ」できる新サイト「新s あらたにす」を開設した。

 紙媒体の新聞社が、ネット社会で影響力を高めることを狙う。だが、当初目標ページビュー(PV)は「月間400万」(長田理事長)と、予想以上に少なく、どこまで影響力を発揮できるか注目される。

 同サイトは、その日に発行した各紙の1面、社会面、社説、評論記事などを新サイトに掲載し、読者は読み比べることができる。

 各新聞社が展開している自社サイトは、平均PVが1500万/日を稼ぐ。新サイトは、各記事をクリックすると各新聞社サイトに飛ぶ(リンクする)ため、「滞在時間は長いが、PVは出にくい」(長田理事長)という。

 収益源は、当面バナー広告だけで、3年後に数億円を売り上げることを目標にしている。この先、独自の映像コンテンツやパソコンツールのガジェット、独自の企画記事などを整備するが、ユーザーを呼び込むRSSフィードは「各社で方針が異なる」と、第一段階での採用はないという。