インドのSIer最大手のタタコンサルタンシーサービシズ(タタコンサル、スブラマニアン・ラマドライ社長)は日本市場の攻略戦略を明らかにした。自動車や家電、金融など特定業種を重点的に深掘りすることでビジネス基盤を強化する。欧米市場に比べて開拓が遅れていた日本市場だが、業種を絞り込むことで突破口を切り開く考え。必要に応じて国内SIerなどのM&A(企業の合併・買収)も視野に入れる。

 日本では有力SIerがすでに上位シェアを押さえるなど競合が激しい。タタコンサルでは多国籍企業の比率が高い自動車や家電、IT投資額が大きい金融などに重点を置くことで土俵に立つ。グローバル規模でITの最適化を図る欧米流の考え方が、「日本のグローバル企業の経営層にも浸透しつつある」(ラマドライ社長)と分析。コスト競争力があるインドでソフトを開発する同社の成功パターンが、日本のトップ企業に対しても有効であるとの認識を示す。

 タタコンサルは南米や英国、オーストラリアなどでM&Aを展開。営業基盤を強化し業績を伸ばしている。