ソフォス(アラン・ブロデリック社長)は4月21日、08年1-3月の「スパム送信国ワースト12」を発表した。

 ランキング1位はアメリカ(15.4%)、2位はロシア(7.4%)、3位はトルコ(5.9%)。以下、中国(5.5%)、ブラジル(4.3%)、韓国(4.0%)、ポーランド(3.8%)、イタリア(3.6%)、ドイツ(3.4%)、英国(3.4%)、スペイン(3.3%)、フランス(3.2%)の順だった。

 アメリカとロシアでは対策強化の効果が現れ、前回(07年10-12月)の調査に比べて比率を下げたが、一方で、ロシアからの配信スパムの総件数は、07年同時期の3%から、今期は7.4%にまで倍増した。また、初めて上位3か国に食い込んだトルコは、同国内の感染コンピュータから配信されたスパムが、世界のスパムの5.9%を占め、前回の3.8%から大きく増加した。日本は33位(0.5%)で、07年同時期の1.5%に比べて減少。

 レポートによると、今期の全メール中、92.3%がスパムだったほか、スパムに関連した新規のウェブサイトは毎日2万3300件発見されており、これは3秒間に1件の頻度だという。多くのスパムにはウェブリンクが使用されており、ユーザーを感染サイトや悪質サイトなどに誘導してPCへの感染拡大を図っている。単純なフィルタリングソフトでは、有害なウェブリンクを含むメールをブロックできないケースもあるため、さらなるセキュリティ強化が必要とされる。

 また、大陸別のスパム配信ランキングは、アジアとヨーロッパは前回に引き続き1、2位に名を連ね、アジアは32.1%から34.3%、ヨーロッパは27.1%から30.7%と、いずれも配信比率が増加した。ソフォスでは、これらの地区のコンピュータが、ハッカーに操られてボットネット化してしまっていることが原因とし、早急に対策を取るよう指摘している。

 3位以下は、北アメリカ地区(18.9%)、南アメリカ地区(14.2%)、アフリカ地区(1.1%)。北アメリカは前回同様3位にランクインしているが、前回の26.5%から18.9%と大きく比率を下げた。