NEC(矢野薫社長)は、ディスプレイやプリンタ、プロジェクタなどを集めた同社独自の展示会「ディスプレイ・ドキュメントフェア 2008」を開催した。「環境対策」と「セキュリティ」を2大テーマにして関連する主要製品を揃え、販売パートナーやユーザー企業など会場に詰め掛けた約700人の来場者に向けて特徴や優位性をアピールした。

 「ディスプレイ・ドキュメントフェア」は、NECのプリンタやディスプレイ装置などに特化して商品を集めた同社独自の展示イベント。ディスプレイとプリンタなど映像関連プロダクトの販売部門である「ディスプレイ・ドキュメント事業部」が主催する。今年で3回目で、昨年と同じくらいの人数の来場者が集まった。

 プリンタ関連では、環境対策とセキュリティをテーマに、各製品を使ったソリューションを紹介。環境対策製品では、NEC製品と競合モデルとの消費電力を比較したブースを用意し、他社製品に比べて電力を約5分の1に削減できる点などをPRした。一方、セキュリティでは、シンクライアントとプリンタを組み合わせたオフィスソリューションを紹介。「シンクライアントでの印刷トラブルが多いという顧客の不満があり、それに対応できるソリューション群を用意した」(仲野良治・ディスプレイ・ドキュメント事業部マーケティングマネージャー)という。このほか、RFIDタグ印刷専用プリンタや、大日本印刷が開発したデジタルペンを使った印刷ソリューション、チェプロのWebインタフェース技術「WAO」など他社製品も揃えた。

 一方、ディスプレイ装置では医療向けの高精細モニタほか、指でモニタを触って操作する32型のディスプレイ、デジタルサイネージ向けの表示システムなどを揃えた。

 岡田靖彦ディスプレイ・ドキュメント事業部長は、「NECのプリンタやディスプレイなどの映像入出力機器は知名度が低かったが、この2-3年、セミナーを全国で数百回開催するなどして、ある程度のブランド力は高まったと感じている」と説明。ディスプレイ機器については、「海外市場では技術力が高く評価されており、販売実績は高い。日本も同等レベルまでシェアを高めたい」と意気込みを示し、とくにデジタルサイネージ分野に期待している。