マイクロソフト(樋口泰行社長)は、データベース(DB)の新版「Microsoft SQL Server 2008」日本語版のボリュームライセンスを8月1日に発売した。9月19日にはパッケージ版も販売開始する。
バージョンアップは約3年ぶり。新版では、仮想化環境構築の自社技術「Hyper─V」対応や、大規模データウェアハウス(DWH)構築に必要なデータのパーティション・圧縮機能、「日本版SOX法」対応を意識した暗号化機能を付加した点などを特徴にした。また、製品ラインアップでは従来タイトルに加えて、新たにWebサイトやWebアプリ用の新タイトル「SQL Server Web」を用意した。価格は42万6000円からと他のラインアップに比べて安価に設定。「WebシステムはOSS(オープンソースソフトウェア)で構築するケースが多いことを意識し、戦略的に価格を安価にし、その対抗タイトルとして揃えた」(五十嵐光喜・業務執行役員サーバープラットフォームビジネス本部本部長)格好だ。