サイバートラスト(阿多親市社長)は、3年契約のSSLサーバ証明書「Sure Server証明書」を分割購入できるサービス「3年割」を提供開始した。「3年割」により、3年契約のSSL証明書自体は3年に1度の更新で済むが、支払いを年ごとに分割できるようになった。従来の3年契約の場合、購入時に3年分の料金を一括して支払い、途中で中止しても残額の返金は行われなかった。一方「3年割」の場合、サーバ証明書が必要なくなったときには、年次支払いであるため中途解約が可能。

 サーバ証明書の更新はユーザーが使用するウェブサーバで秘密鍵・CSR(証明書署名要求)を生成したのち、ウェブで認証局に申し込みを行う。その後、認証局から電話による申請確認を受け、発行された証明書をサーバにインストールする仕組み。サーバ証明書の有効期限が1年の場合、年に1度更新作業を行わなければならず、インストールはシステムが停止できる深夜などを選んで行わなければいけないほか、ホスティングを利用しているユーザーは事業者にCSRの発行を委託するつど費用が発生する場合もあった。だが、2-3年のような複数年の契約では、経理上の問題や、まとめて料金を支払うために必要がなくなったとしても途中解約できないというリスクも発生していた。そのため、1年契約のSSLサーバ証明書の需要が高いのが実状だった。

 こうした背景から「サーバ証明書ユーザーとのコミュニケーションのなかで、分割して支払うビジネスモデルの企画を考えた。単年で毎年買っている顧客に話したところ、好感触だった。こういった複数年契約での分割モデルは世界初」(青木雄一・営業本部パートナー営業部課長)としている。

 SSLサーバ証明書の市場はコスト競争になってきている。「サーバ証明書をどうアピールするかというところで、エンドユーザーに利益のある提供方法は大きな武器」(同氏)としている。

 同社は多くのサーバ証明書の運用が必要とされる、ASP事業者やホスティング会社などをターゲットに、「3年割」を販売していきたい考えだ。