マイクロソフト(樋口泰行社長)は4月3日、「Microsoft SQL Server 2008」関連セミナーを東京本社で開催した。オラクル製データベース(DB)と比較した場合の優位性を訴求する内容で、オラクル製品からの乗り換え促進を参加者に訴えた。

 開催したセミナーは、「Oracle DatabaseスペシャリストによるOracle DatabaseユーザーのためのSQL Server 2008 セミナー」。タイトル通り、オラクル製品に精通したITベンダー担当者が、オラクル製品のユーザーを対象に、日本オラクル製DBにないマイクソフトのDB「Microsoft SQL Server 2008」の優位性を訴求するユニークな内容。オラクル製品に精通したITベンダーにマイクロソフト製品の優位性を示してもらうことで、参加者に対し内容の説得力を持たせた。

 システムテクノロジーアイの林優子氏が「Oracle Database」と「SQL Server 2008」の技術的違いを解説。「Oracle Database」で頻繁に利用される専門用語を用いて「SQL Server 2008」のアーキテクチャを説明したほか、システム構成の実例を用いた両OSの相違点を話した。

 また、オラクル製DBの監視ツールを販売し、「Oracle Database」関連のメールマガジンなども発行しているインサイトテクノロジーの新久保浩二氏が登場。「『SQL Server』は基幹業務に耐えうるか」とのテーマで講演した。技術的な内容を中心に説明し、最後は「RDBMSエンジンのレベルでは、オラクルとマイクロソフトの機能差はなくなってきた」と締めくくった。

 マイクロソフトからは、元日本オラクルで昨年にマイクロソフトに移籍した北川剛シニアプロダクトマネージャーが登壇。オラクル在籍時の経験を生かし、オラクル製DBよりも有利な「SQL Server 2008」ライセンスの特徴と得な購入方法を紹介した。

 北川氏はシェアについても言及。「オラクルはNo.1データベースというが、それは売り上げ金額で示した場合。マイクロソフトは出荷本数ではNo.1」と強調。そのうえで、今回のセミナーは、「オラクル製DBにすべて移行してほしいのはヤマヤマだが、既存システムにDBを追加する場合にSQL Serverを検討してほしい」と訴求した。

 このセミナーは今回が2回目で、3月上旬に同様の内容で開催した。参加費用3万1500円の有償セミナーだが、定員30人に対し約50人が集まる盛況ぶりをみせた。今後も定期的に開催予定で、毎月1回の比率で継続的に開く計画。次回は5月15日を予定する。