OKIデータ(杉本晴重・社長CEO)はこのほど、昨年10月に出荷開始した新ブランドのLED(発光ダイオード)プリンタ「COREFIDO(コアフィード)」が、3月単月で過去最高の販売台数を記録したと発表した。同ブランド製品から「5年間無償保証」を開始したことや、大手ディストリビュータの2次販社で同製品を扱うベンダーが増えたことが要因だ。

 「COREFIDO」は一般オフィス向けページプリンタと複合機の新ブランド。現在はシングル機がカラー2機種とモノクロ2機種、複合機1機種を揃えた。この先に出す新機種は、すべてこのブランドに統一される。

 同ブランドでは、「万が一の故障による出費を気にすることなく、購入と消耗品のコストを負担してもらう」というコンセプトを打ち出した。法定耐用年数の5年間は「無償保証」をフルサポート。「故障対応を気にしなくてすみ、販売会社にとって売りやすい製品になった」(森孝廣・パートナー統括営業部長)ことで、直接契約関係のないダイワボウ情報システムなど大手ディストリビュータの2次販社となる事務機ディーラー経由の販売が伸びたという。

 3月は1か月間で、3000台以上の販売実績をあげた模様だ。森部長は「例年のベースの2割増の実績」で、単月で過去最高を記録したと話す。新ブランド製品の販売開始以降、同製品を販売した実績のある2次販社の事務機ディーラーは増え続け、前ブランドで通常250社ベースのところ300社を超える販路を拡大できたことが奏功したようだ。

 これに弾みをつけ、2009年度(10年3月期)は「官公庁や大手企業の大口案件が期待できる」(森部長)と、ここ数年の平均販売台数を2割上回る導入を目指し、国内プリンタ市場でシェア10%台を狙う(同社OEM供給を除く)。現在までに「無償保証」を制度化する競合メーカーはないが、この結果を受け追随することが予想される。(谷畑良胤)