企業における情報リスク・マネジメントソリューションなどを手がけるネクスト・イット(仲西敏雄社長)は5月21日、同社の既存パートナー、およびパートナーになることを検討している販社などに向け、CDP(継続データ保護)ソリューションで、ファルコンストアのOEM製品「Z-BYS」のパートナーカンファレンスを開催した。

 同社は2003年からファルコンストアのモジュール供給を受け、廉価版「Z-BYS」を販売している。仲西社長は、「当社はファルコンストアの1次店であり、一方でZ-BYSの『メーカー』の顔を持つ。大企業をファルコンストアの製品、中小企業をZ-BYSでカバーするといった区分で販売し、今年はストレージ管理ソリューション企業としての地位を築きたい」と話した。

 また、ファルコンストア・ジャパンの山中義晴社長は「いま世の中に出ているバックアップソフトは大半が20年前のアーキテクチャで開発されている」と指摘する。バックアップについては迅速で、安価にできるものの、リストアに膨大な時間がかかるという。「サーバーやストレージは5年に1度は壊れるし、BCP(事業継続計画)は、災害ではなくシステム障害が多い。高速リストアが可能な点でCDPが有効だ。BCPを推進している部品メーカーなどに勧めてほしい」と説明した。

 続いてネクスト・イットの松田強・取締役ソリューション本部本部長が登壇し、2009年のZ-BYSについての販売戦略について説明した。同社は現状のZ-BYSの課題として「製品知名度の低さ」「公開事例の少なさ」「販促資料の不足」「ファルコンストアとの棲み分けが不明瞭」である点を挙げる。こうした課題を踏まえ、「業界標準を超えるマーケティング施策を展開する」(松田取締役)として、ブランディング・知名度向上のため、メディアの広告戦略やイベント出展を強化する。また公開事例、販促資料を充実させパートナー専用サイトでダウンロードできるようにする。

 同社は「Z-BYS 販促支援プログラム」を開始し、製品を売りやすい体制を整える。

 同プログラムでは開発元であるファルコンストア・ジャパンからマーケティング支援、技術供与を受けたうえ、ネクスト・イットがフロントとして立ち、パートナー支援を行う。具体的には「営業支援」「販売支援」「技術支援」をそれぞれ提供する予定だ。

 「営業支援」では顧客先への同行、見積もり作成支援、事例公開を前提とした特別割引制度。「販促支援」では、ホワイトペーパー、競合比較資料や「ファルコンストアも含めた共同セミナーの企画・運営などを展開していきたい」(山本敬史・営業推進本部部長)としている。(鍋島蓉子)