ソフト開発ベンチャーのテイクイット(竹内覚社長)は、複数店舗を抱える小売・飲食店向けのSaaS型サービス2種類を発売した。パートタイマーなどのシフト入力・管理機能の「Ti@SHIFT」と、SFA(営業支援)機能の「同 SFA」を用意。ネットマーケティングを中心に販売、要望次第では、代理店を通じた間接販売も手がけ、1500社の早期獲得を目指す。

 テイクイットは、物流業界向けソフト開発に強く、配送・在庫管理システムなどを製品としてもつ。愛知県名古屋市に本社を置き、中部および関西地域が主要商圏で、これまで25~30社への納入実績がある。ただ、同業界だけでは大幅な成長は見込めないと判断し、「IT化が遅れている」(竹内社長)とみる小売・飲食業界向けソフトを開発することにした。従来のようにパッケージまたはスクラッチ開発でシステムを納めるスタイルではなく、SaaS型サービスの販売で同市場に参入した。同社がSaaS型サービスを始めるのは今回が初めて。

 「Ti@SHIFT」は、パートやアルバイトの勤務時間・シフト管理に活用するサービス。パートとアルバイトは携帯電話かパソコンから希望勤務時間を入力し、管理者がその一覧を見て勤務表を作成する。複数人が希望した日時や、埋まっていない時間が画面上でひと目で分かる。人員が不足している時間帯がある場合は、一斉メールを送信する機能も備えている。一方、「同 SFA」は、店長同士の「意見交換、情報共有の場」を提供。各店舗がもつ情報資産や業務日報データを共有したり、容易に店長間でコミュニケーションが取れるツールを用意する。

 月額価格は、20ユーザーまでの利用でそれぞれ1万500円から。両製品をセットで購入した場合は1万5750円で提供する。(木村剛士)