今後3年間で120社導入目指す

 情報通信機器の保守などを展開するティ・アイ・ディ(竹内猛社長)は、ファルコンストア・ジャパンから統合ストレージ管理ソフトウェアのOEM供給を受け、中小企業や大企業の部門向けにスモールスタートが可能なIT-BCP(事業継続計画)対策ソリューション「CDP430 T-Limited(T-リミテッド)」を販売開始した。価格は84万円。ダイワボウ情報システム、ネットワールド、菱洋エレクトロニクスといった販社を通じて、今後3年間で120システムの販売を目標としている。

 同社は1956年に創業し、航空会社が使用していた「テレタイプ」の保守・メンテナンスから事業を開始した。現在もハブ空港近くに支店を構え、航空産業をはじめとして幅広い業種の顧客向け保守、ITハードウェアメーカー系サポートなどを請け負っている。

 6年前からはストレージ周りの製品販売事業にも力を入れ、2年前にファルコンストアと代理店契約を締結。今年4月には従業員数が数十人ほどの規模の企業に向けて「FalconStor FileSafe(ファルコンストア ファイルセーフ)」とバッファローのNAS「TeraStation(テラステーション)」を組み合わせた低価格バックアップソリューション「FileSafe Entry NAS Kit」を販売開始。ハードウェア含めて20万円という破格の低価格が受けて、建築事務所のほか、短期の工事現場などでも導入されている。

 ファルコンストア製品は、200~300人以上の企業を対象とする比較的高額な製品であることから、その中間の100から200人規模の中堅・中小、大企業の1部門などを対象とした「CDP430 T-Limited」をリリースした。価格を100万円以下に抑えた分、ファルコンストア製品と比較して、ストレージ容量を250TBから4TBに、クライアント保護を255台から30台に制限した。同製品をスモールスタート用として、ゆくゆくはファルコンストア製品の導入にもつなげたい考え。

 ファルコンストアのパートナーのなかでも、ティ・アイ・ディと同様に中堅・中小向けのCDPソリューションを提供しているベンダーが存在するが、「当社は機器販売だけでなく、サポートが一番の強み。ヒューレット・パッカード(HP)のパートナーでもあるので、ハードウェアをHP製にすれば、一元的なサポートを提供できることが差別化要素となっている」(ネットワークソリューショングループ ビジネスソリューションBチームの本柳克敏氏)としている。(鍋島蓉子)