ニュース

KCCS クラウドSI対応急ぐ

2009/08/24 21:37

週刊BCN 2009年08月24日vol.1297掲載

基盤開発に着手

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS、小林元夫社長)は、クラウドシステムインテグレーション(クラウドSI)の基盤づくりに着手する。クラウドサービスに対応したSOA(サービス指向アーキテクチャ)や運用管理、課金、セキュリティなどの今年度(2010年3月期)下期から本格化させる。

 アウトソーシング事業は順調に伸びているものの、クラウドをベースとしたSIビジネスの基盤設計や体系化はまだ緒についたばかり。どのベンダーのどのツールを活用するのか、OSSの採用度合いや自前で開発する領域はどこにすべきなのか、などの「詳細を詰めている段階」(KCCSの松木憲一取締役)と話す。

 今期は、受注環境が厳しいながらも、アウトソーシング事業は前年度比10%程度伸びる見込みで、クラウドSIもこうしたサービス化の流れに乗ることで、売り上げを伸ばす方針だ。(安藤章司)
  • 1

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>