東北ベンダー、約1000人来場

 ダイワボウ情報システム(DiS、野上義博社長)は9月2─3の両日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで、自社IT関連総合展「DISわぁるどin福島」を開催した。「地域密着」を標榜する同社が今年、全国で実施した同様の展示会は、郡山開催が東京・立川次ぐ2回目。今回は文部科学省が掲げる「スクール・ニューディール」関連の製品やサーバー仮想化、シンクライアントなどを体感して理解できるデモ環境を複数用意するなど、国内メーカーと仕入先の販売店に対して新しいビジネスモデルを提案する場となった。

 この展示会には、国内で展開するハードウェア、ソフトウェアのメーカー80社以上が出展。2日間の開催期間中、これらメーカー製品を販売する東北地方のSIerやディーラー、その顧客など約1000人が来場した。製品の展示に加えて、「グリーンIT」をテーマにした月尾嘉男・東大名誉教授の基調講演のほか、パネルディスカッションや「Windows7」に関する製品説明など「ITビジネスセミナー」が行われた。

 パネルディスカッションでは今回の開催で初めてサーバーメーカー5社の代表者が「これからの市場で共に勝ち続けられるビジネス戦略を考える」をテーマに議論し、来場者の注目を集めた。登壇したメーカーは、NEC、富士通、日本IBM、日本ヒューレット・パッカード、日立製作所。地方の企業で進むサーバーリプレースや統合などの需要に際し、提供できる高機能・低価格製品や仮想化技術などを紹介した。

 今回の展示で目玉コーナーになったのが、「学校ICT(情報通信技術)」コーナーだ。ここでは、ワコムが提供する「手元型電子黒板」や三洋電機が学校向けに開発した短焦点のプロジェクターなどが展示され、地元で文教を得意とするディーラーが数多く立ち寄っていた。

 「DISわぁるどin福島」に出展したメーカー各社は、「これまでアライアンスを組めていないITベンダーのリード(パートナー情報)が多く取れた」と口を揃えた。東北地域のITベンダーが、これまで取り扱っていた「商材」以外の製品に目を向けていたようだ。(谷畑良胤)