ビック東海(静岡県、早川博己社長)が発表した2009年度(10年3月期)連結中間決算は、売上高が前年同期比9.5%増の199億78000万円、営業利益が同40.1%増の23億800万円、経常利益が同43.9%増の21億5900万円、純利益が49.1%増の11億8300万円と増収増益だった。

 「全セグメントで、前年同期に比べて増収となった」(早川社長)が、とくに、CATV-FTTHの顧客が大幅に増加したほか、SI案件とストックビジネスが順調に伸びた点を増収増益要因に挙げた。

 通期連結業績予想は、売上高が前年度比12.3%増の429億円、営業利益が同13.3%増の51億円、経常利益が同11.0%増の47億円、純利益が同1.2%増の25億6000万円を見込む。

 SIS(システム・イノベーション・サービス)事業はエンタープライズ・アプリケーション(EA)事業とシステムインテグレーション(SI)事業、データセンタ・ソリューション(DCS)部門のうち、EA事業で当初掲げていた11億円の営業利益達成を10億円に下方修正した。

 SIとDCS事業は当初目標と変わらず12億円の見通し。早川社長は、「SIS事業は、景気の影響をどう受けるか分からない。下期はそれほど大きくぶれないだろうが状況によっては修正する」としている。

 ビック東海は、今年度を最終年度とした3か年の中期経営計画を推進中だ。なかでも、CATV事業でFTTHの顧客件数を3年間で10万件獲得するほかCS事業でISP顧客件数を11万件純増させる目標を立てていた。FTTH顧客件数は順調に伸びているものの、中期目標には届かず、達成見通しを2010年9月末に修正した。一方、ISP顧客件数は12万7000件以上と目標を大幅に上回る見通しだ。

早川博己社長