予算編成・帳票作成ソフトベンダーの米アダプティブ・プランニングは、日本市場に本格的に参入する。同社は、2010年に日本支社を設立し、パートナー企業の開拓を推進。2011年までには、日本市場の売り上げ比率を全世界の10%程度に引き上げる。

 アダプティブ・プランニングは、年商規模が10億・500億円で社員数100・2500人の中堅・中小企業(SMB)市場に拡販。オンプレミス(自社運用型)と米国にあるデータセンター(DC)からのSaaS提供の二つを用意している。日本では、福島情報サービスが総代理店で、ネットスイートとは、09年に業務提携し、ネットスイートのファイナンシャルモジュールとして販売。「売り上げデータを管理している実績データ管理システムと連携させることで、立てた予算と実績を比較しながら将来の見通しと、分析レポートの作成ができる」(William A.Soward・CEO)という。

 国内では、アクティオに導入実績がある。予算編成に800枚ものエクセルシートを作成し、予算管理に3か月を要していたが、それを1か月に短縮し、年間1億円のコスト削減に成功したとしている。

 ハイエンド分野では、SAPやオラクル、IBMなどの競合がひしめくが、「SMBでは競合が少ない。しかし、中企業の場合は、経営者自身がExcelで予算管理をしているので、Excelよりも使い勝手がよいということをアピールしていきたい」(同)という。(信澤健太)