中堅・中小企業のシステム構築に強い日本事務器の子会社でITサービス販売のNJCネットコミュニケーションズ(NJCネットコムズ、田中洋二社長)が、動画共有やビデオストリーミングの無料サービス「Ustream」を活用した動画のストリーミング配信実験を実施した。BCN主催のイベント「BCN AWARD 2010」の状況を、同サービスとハイビジョンカメラ、「iPhone」を活用して配信。約2時間のイベントをインターネット経由でリアルタイムに公開した。

 今回、NJCネットコムズが活用した「Ustream」は米国生まれの動画サービスで、オンラインでユーザーの動画を共有できるほか、ライブキャスティングやライブビデオミーティングが行えるツールだ。米国では、選挙で候補者がPRのための演説を配信したり、有権者の声を聞いたりする際に使われているケースがある。

 NJCネットコムズは、「Ustream」とハイビジョンカメラを活用し、1月14日に開催されたBCN主催の「BCN AWARD 2010」の模様をストリーミングで配信した。約2時間のプログラム内容をすべてリアルタイムでインターネット中継することに成功した。中継内容は無線接続した「iPhone」で確認する仕組みも取り入れた。日本事務器の田中啓一社長は、「『Ustream』を活用したのがユニークな点」と話しており、好感触を得ている。

 NJCネットコムズは、中堅・中小企業のSIに強い日本事務器が1997年に設立した子会社で、ネットワーク構築に強い。5年ほど前からデータセンターを構築し、ホスティング/ハウジングサービスのほか、SaaS・クラウド事業も展開し始めている。Web会議システムやIP電話サービス、グループウェアサービスなどを得意としている。日本事務器の田中社長は、SIだけでなく、クラウドやSaaSなどのサービス事業を強化しており、NJCネットコムズを戦略子会社に位置づけている。(木村剛士)

ハイビジョン対応のカメラと「Ustream」を活用してストリーミング配信した