アクセンチュアなどのITベンダー89社が参加し、日本IBMがその運営を支援するSOAパートナー・コミュニティ(SPC、立花良範会長)。設立から1年が経ち、このたび会員企業が参加する総会を開いた。この1年の活動報告のほか、システム開発案件を共同で受注するための仕組み「SOAデリバリーフレームワーク」を展開することを明らかにした。

SPC
立花良範会長
 SPCは、2009年5月に設立されたコミュニティで、日本IBMと同社のビジネス・パートナーが集結し、SOA(サービス指向アーキテクチャ)を活用した有効なシステム開発手法を共同で研究することを目的としている。設立当時は70社で構成していたが、1年が経過して参加企業は89社にまで増えた。「技術」と「事例」それぞれで分化会を設け、調査・研究活動を主な取り組みとして運営してきた。

 立花会長は、活動報告として「参加企業がもっている知識や知恵を出し合い、相互理解が深まったのがこの1年だった。SIer同士が一度に集結し、議論を進めることには大きな意味があった」とコメント。そのうえで、今後は、「参加企業のビジネスに貢献する動きが必要」と話した。

 その一環として明らかにしたのが、「SOAデリバリーフレームワーク」である。1社では受注が難しい開発プロジェクトを、参加企業が集まることで受注に結びつける施策だ。コミュニティ内にユーザーからの問い合わせ窓口を設置し、案件の内容によって参加企業を選んで共同で開発を行う。運営は日本IBMが支援する。(木村剛士)