クオリティ(浦聖治代表取締役)が事務局を務める任意団体「PCネットワークの管理・活用を考える会」は、経営者や情報システム部門担当者向けの講演会「エグゼクティブフォーラム」を、2月23日にコクヨの「エコライブオフィス品川 スタジオ東京」(東京都港区)で開催した。

 「PCネットワークの管理・活用を考える会」は、クライアント/サーバー(C/S)環境下でのパソコン管理の課題について調査・研究する団体。文教向けIT分化会など、複数のテーマで分科会を開いているほか、コスト低減やリスクマネジメントなどを題材とした経営者や情報システム部門の幹部向け講演会「エグゼクティブフォーラム」などを開催している。

 今回のテーマは、「経営が情報システムを活用し実現すべきこととは~経営トップはトレンドで方針を出していませんか?」。基調講演とパネルディスカッションの2部構成で、基調講演はヤマトホールディングスの小佐野豪績執行役員事業戦略・IT戦略担当が務めた。

 パネルディスカッションでは、「経営層と情報システム部門の管理職とのギャップはなにか」を題材に、経営者と情報システム部門担当者の双方をパネラーに、それぞれが抱くITの役割と課題を議論した。

 モデレータは、大阪市立大学大学院の柳原秀基氏。パネラーとして、コクヨの久保田隆幸RDIセンターユニバーサルITラボ室長、基調講演に登壇したヤマトホールディングスの小佐野・執行役員、大成ロテックの木内里美・常勤監査役、第一生命情報システムの足立伸男・取締役常務執行役員基盤システム第一部長の4人が登場した。

 パネルディスカッションでは、経営者と情報システム部門のそれぞれ立場から本音が語られ、経営者側からは「ITは移り変わりが速く、何をどうやったらいいか分からない」「他社の情報システム導入成功事例が自社にあてはまるか分からない」「コストに見合った効果がみえない」などの意見があった。

 一方、情報システム部門担当者からは、「時間、人材、技術、予算が足りない」「経営者サイドからはコストセンターと見られていて辛い立場だ」などといった声が出た。(木村剛士)