オープンソースソフトウェア(OSS)関連事業を展開する米SRA OSSは、33種類のオープンソースソフトウェア(OSS)に対応するサポートサービス「OSS プロフェッショナルサポートサービス」を開始した。

 「OSS プロフェッショナルサポートサービス」は、Linuxと主要なOSSのミドルウェアなど、33種類のOSS関連ソフトで、トラブルが起きた際の問い合わせなどに応対する総合サポートサービス。サーバー台数は問わない。一部のユーザー企業に対して試験的に半年前から提供していたが、広く告知し、拡販することにした。

 サービス内容は、インシデント(問い合わせ)数などに応じて3種類用意。最も安価な「エントリメニュー」は、年間100インシデントで105万円。「ミドルメニュー」「ハイエンドメニュー」は、年間契約のほかに月契約プランも用意した。問い合わせは、電話と専用のウェブシステムで受け付ける。時間は平日9時~12時、13時~19時。

 SRA OSSは、OSSのデータベース(DB)である「PostgreSQL」のサポートサービスに強く、1999年に事業化している。日本支社マーケティング部の稲葉香理部長によれば、「サポートサービスの合計契約数は1000件以上で、サポート更新率は80%以上」という。「これまでは『PostgreSQL』のサポートサービスを中心に、五つのサービスメニューを用意していたが、「ユーザー企業から複数のOSSを一括でサポートしてほしいという声が上がるなど、市場環境が変化してきた」(稲葉部長)ことで、サービスを開始する。

稲葉部長は新サービスを始めた経緯やSRA OSSの実績を語った

 石井達夫日本支社長は、「今年度(12年3月期)から3か年の中期事業計画がスタートとしている。基本戦略は、強みである『PostgreSQL』関連ビジネスを継続・強化しながら、『PostgreSQL』以外のOSS関連事業も伸ばすこと。SRA OSSは『PostgreSQL』に強いというイメージがあるが、今後はOSSに強いといわれたい」と語った。目標は、「PostgreSQL」以外のビジネスで「現状の2倍」(石井支社長)という。現在は、SRA OSSの全売上高のうち、「PostgreSQL」関連のビジネスが約85%を占めているという。(木村剛士)

石井支社長は「今後は(特定のOSSだけでなく)OSS全般に強くなりたい」と中期目標を語った