ネットワークストレージなどを事業とする米NetApp(トム・ジョージャンズCEO)は、日本市場でのビジネス展開を強化している。同社の日本でのトップセラーである富士通などが参加するパートナープログラム「Cloud Management Partners」をグローバルで開始し、クラウドソリューションの展開を加速。日本では、今年度に2ケタの成長を目指していく。

米NetAppワールドワイド
パートナーセールスの
ジュリー・パリッシュシニアヴァイスプレジデント
 日本法人のネットアップは、2010年度(2011年4月期)、同社が得意とする大手企業に向けたビジネスに加えて、中堅企業への事業展開の急速な伸びを追い風にして、売上高を約26%拡大した。業績の伸びに伴い、従業員を増やして大阪に拠点を新設するなど、日本での事業拡大を推進してきた。米国本社は、「日本は当社の成長市場のトップ5に入る」(米NetAppワールドワイドパートナーセールスのジュリー・パリッシュ シニアヴァイスプレジデント)として、今後の市場開拓に向けて、体制やパートナー支援への投資を増加していくという。

 NetAppは2年前から、世界各国でクラウドソリューション展開に注力しており、システムインテグレータ(SIer)やサービスプロバイダ(SP)のパートナー獲得に取り組んでいる。日本では、インターネットイニシアティブ(IIJ)や日本ユニシスなどのSPと連携して、クラウドソリューションを提供している。今回、クラウド事業を強めるためにグローバルで開始した「Cloud Management Partners」は、日本で4000万ドル規模でネットアップの売り上げに貢献するという富士通のほか、マイクロソフトやCATechnologiesなど有力ITベンダー18社が参加している。今後、参加企業を約30社に増やしていく方針だ。

 ネットアップは、今年度、充実化したパートナープログラムを踏まえ、「2ケタの事業拡大を目指していく」(パリッシュ シニアヴァイスプレジデント)と意気込みを示している。(ゼンフ ミシャ)