セキュリティメーカーのImperva Japan(長坂美宏Japan General Manager)は、主力製品のウェブ・アプリケーション・ファイアウォール(WAF)に加え、データベース(DB)セキュリティとファイルセキュリティの展開に注力していく。7月上旬に、米国本社のシュロモ・クレイマーCEOが来日し、「当社と組むSIer/MSPが増えており、日本での成長を目指して、パートナー企業の拡大を意欲的に推進していく」との方針を明らかにした。

米Imperva
シュロモ・クレイマー CEO
 世界50か国で事業展開し、金融サービスや通信キャリア、コンピュータメーカーなどの分野で約1300社の導入実績をもっているImpervaは、2009年に日本法人を設立。2010年の5月には東京・渋谷にオフィスを開設し、野村総合研究所(NRI)などの販売パートナーを獲得して、日本市場でのビジネスの本格展開に取り組んできた。Japan General Managerの長坂美宏氏は、「日本法人の2010年の売り上げは、前年比でおよそ80%と急速な伸びをみせた。全社の平均成長率の約40%を大きく上回っている」と自信をみせる。

 同社は、日本での事業展開の新たな柱として、現状で主力製品のWAFに加え、DBセキュリティとファイルセキュリティの領域に力を入れていく。長坂Japan General Managerは、「目指すところはデータセキュリティ。ターゲット市場を広めていきたい」としている。Imperva Japanは、製品ポートフォリオの拡大に合わせ、これまでリーチできていない中堅・中小企業(SMB)市場の開拓を目指しているという。今後、SMBや大手企業の部門導入を狙う商材として、低価格のクラウド型WAFサービス「Incapsula」を、販売パートナーを介して提供していく方針だ。

 Impervaは、米国以外の売上比率が40%で、成長市場のアジアでは日本や中国、オーストラリアなどが順調に伸びているという。クレイマーCEOは、「SIer/MSPのパートナーを拡大することを踏まえ、日本での事業拡大に本腰を入れていきたい」と熱く語る。(ゼンフ ミシャ)