ITホールディングス(ITHD)グループのネオアクシス(高橋正行社長)が、ITソリューションを軸としたビジネスモデルで成果をあげている。IBM Power Systemsをベースとした製造業向けERPや、クラウド技術を駆使したアウトソーシングサービス、スマートデバイス対応システムなどのITソリューションを柱とした事業ポートフォリオに再編。今年度(2012年3月期)の売上高は前年度比10%増を見込む。

 中堅SIerのネオアクシスは、「独自のITソリューションと、ITHDグループの経営資源を活用したビジネスモデルの確立が不可欠」(河崎一範副社長)と判断し、ビジネスモデルの再構築を進めてきた。

 主力商材の一つに位置づけるのが、得意としてきたIBM Power Systemsの技術をベースに独自開発したERP「iBREW」だ。サブシステムとしてCRMやBIツール、帳票、EDIなど他社製品と連携したサービスメニューも整備した。食品や化学など「プロセス型製造業の生産管理分野を深耕する」(堀江昭宏・IT基盤サービス部長)と、得意領域の絞り込みに力を入れる。

 さらに、ITHDのTISやインテックがもつデータセンターを活用したクラウドサービスも好調だ。とりわけIBMユーザー向けのクラウドサービスの引き合いが強く、ネオアクシスの強みとITHDグループの経営リソースを組み合わせたビジネスとして「今後、さらに伸ばしていく」(杉原彰・IT基盤サービス部主査)。ITHDグループの他のSIerと相似形になることを避けて、相乗効果を生かすことで成長につなげる。(安藤章司)

左から杉原彰主査、河崎一範副社長、堀江昭宏部長