新日鉄ソリューションズ(NSSOL)の中国事業が好調だ。同社中国法人の新日鉄軟件(梶原敏弘総経理)の今期(2011年12月期)売上高は、日本からのオフショアソフト開発案件や中国地場のシステム構築(SI)案件の受注が好調に推移していることから、前年比約25%増の見込み。梶原総経理は、「向こう数年は、平均20~30%増の勢いで中国法人の売り上げを伸ばすことができる」と鼻息を荒くしている。

梶原敏弘
総経理
 新日鉄軟件は中国に進出する日系企業や地場企業に向けたSIサービスをビジネスの主軸に据える。中国でのSE・プログラマ育成のために日本からのオフショアソフト開発案件を一定量こなすものの、「主なターゲットは中国地場でのビジネス展開にある」(梶原総経理)という。NSSOLグループが得意の一つとする製造業分野のノウハウが評価されるかたちで、中国の地場ビジネスでは製造業案件がけん引役を果たす。

 直近の新日鉄軟件の売上高全体のうち、5割近くは中国人民元ベースで受注した案件だ。この比率は年々拡大傾向にあり、日本からのオフショア開発案件の増加も相まって、2011年12月期の売上高は07年に比べて3倍余りに増える見込みだ。同社では、向こう数年の売り上げは前年比20~30%増で推移するとみている。昨年末で約90人だった社員数を今年末までには150体制へ拡充。今後も人材採用と育成に努めることで、需要増大に対応する。(安藤章司)