ストレージを展開するネットアップ(タイ・マッコーニー社長)は、中堅・中小企業(SMB)市場の開拓に拍車をかける。今年12月に大型のユーザー企業向けイベントを開催するなど、認知度向上に取り組んでいる。

米NetAppのマット・ミラー
シニアプロダクトマーケティングマネージャ
 ネットアップは、日立製作所がSMB向けNAS(ネットワーク対応ストレージ)で大幅なシェア拡大を狙うというような、競合ベンダーの動きを受けて、激戦区のSMB向けストレージ市場での競争力を高めていく。米NetAppのマット・ミラー シニアプロダクトマーケティングマネージャは本紙インタビューで、「12月開催のイベントに合わせるかたちで、ユーザーに向けた大きな発表を用意する」として、価格改定を行うことをほのめかしている。

 同社は、グローバルでSMB向けビジネスが売り上げの約30%を占めており、SMB戦略のなかでも、「日本市場への注目度は高い」(ミラー シニアプロダクトマーケティングマネージャ)という。ネットアップは、「ソリューションとともに成長する」を提案のスローガンとして、SMB向けの製品展開を通じて、将来的にハイエンド製品の拡販を目指している。ミラー シニアプロダクトマーケティングマネージャは、調査会社IDCのデータを踏まえ、SMB市場が今後グローバルで12~15%の成長率を記録するとみて、「日本でSMB向け事業をいち早く拡大する」ことに意欲を示す。

 ネットアップのSMB向けストレージは、拡張性にすぐれており、成長に合わせて簡単に成長することができるのを特徴としている。「今後、SMB市場での認知度を上げて、パートナー向けの支援策を強化することによって、SMBビジネスを加速化する」(ミラー シニアプロダクトマーケティングマネージャ)方針だ。(ゼンフ ミシャ)