富士通(山本正已社長)は、1月30日、社長、名誉会長などを務め、現職で顧問に就いていた山本卓眞氏が、1月17日に肺炎で死去したと発表した。86歳だった。

 山本氏は、1925年生まれで、49年3月に東京大学第二工学部電気工学科卒業後、同年4月に富士通信機製造(現富士通)に入社した。75年に取締役に就き、常務取締役、専務取締役を経て、81年に代表取締役社長に就いた。その後、90年に代表取締役会長、97年に名誉会長に就任し、06年からは顧問を務めていた。

 富士通の成長をけん引したほか、IT・コンピュータ関連団体の運営にも積極的に携わり、通信機械工業会や日本電子工業振興協会の会長などを務めた。また、社長退任後には、執筆活動にも取り組んだ。著書に『夢をかたちに』(東洋経済新報社)、『志を高く』(日本経済新聞社)がある。

 通夜と告別式は、近親者で執り行った。3月9日の12時から13時に帝国ホテルでお別れ会を開く。なお、香典、供花、供物、弔電は辞退する。

故山本卓眞氏