Jストリーム(白石清会長兼社長)は、10月10日、早稲田大学(鎌田薫総長)が提供する安否確認フォームへのアクセス用サイトのCDN(Content Delivery Network)の提供とサイト制作を担当したと発表した。

 早稲田大学では、学内ポータルサイト「Waseda-netポータル」の汎用申請フォームを利用した安否確認フォームを10年から運用しており、2011年3月の東日本大震災のときには、およそ500人の学生がこのフォームを利用して自身の安否を大学に報告したという。

 一方で、これまで安否確認フォームにアクセスするには、(1)ログイン、(2)メニューから「申請フォーム入力」を選択、(3)複数の申請フォームから安否確認フォームを探してリンクをクリック――という手順を踏む必要があったが、「いざ災害が発生したときに、迷わずフォームにたどりつけるか疑問」という声が上がっていた。

 そこで、安否確認フォームへのアクセスをより容易にし、大量のアクセスが集中しても安定したサービスの提供を目指し、CDN上に安否確認フォームへ直接アクセスする中継サイトを置くことにした。

 中継サイトは、パソコンのブラウザからもスマートフォンからもアクセスでき、リンクをクリックするとログイン画面に遷移。IDとパスワードを入力することで、個人認証後の安否確認フォームを表示する。また、スマートフォン向けには、早稲田大学が今年8月にリリースした公式モバイルアプリ「WASEDA Mobile」内の「緊急お知らせ」アイコンをタップすることで簡単にアクセスできる。

 災害発生時には、大学のトップページやポータルサイトに大量のアクセスが集中することが見込まれるが、中継サイトにCDNを採用していることで、安定してサービスを提供することができる。

 JストリームのCDNは、国内主要大手ISP、データセンター、中小規模ISPまでを網羅し、大学のサーバーがダウンした場合でも、コンテンツを配信し続けることができる。なお、アクセス用サイトの制作も、Jストリームが担当した。