ピーエムシー・シエラ・ジャパン(PMCシエラ、西村誠司代表取締役)は、アダプテックブランドでSAS/SATAホストバスアダプタ(HBA)の新たな製品群「Adaptec SAS/SATA HBAファミリ」を発表し、市場に本格参入する。販売の開始は2013年第2四半期。「競合製品と比べてパフォーマンスは格段にすぐれている」と仕上がりに自信をみせる。

若山卓也・チャネルストレージ事業部シニアマーケティングマネージャ
 PMCシエラがHBA市場に投入する「Adaptec SAS/SATA HBAファミリ」のラインアップは、7H、7He、6Hの3シリーズ(8製品)。いずれも、データセンターアプリケーション用のDAS、HDD、SSD、各種リムーバブルメディア、テープドライブなど、さまざまなストレージデバイスに対応する。

 若山卓也・チャネルストレージ事業部シニアマーケティングマネージャは「従来の主力製品であるRAIDコントローラも高い評価を受けているが、ユーザーによっては、システム全体で冗長性をもたせるためにI/Oの部分ではRAID機能が不要で、とにかくたくさんのHDDなどをつないでパフォーマンスを上げたいという要望があった。とくに大型のデータセンターなどでは、そうしたニーズが顕著だった」とHBA製品群を開発した背景を説明する。

Adaptec SAS/SATA HBAファミリ

 「Adaptec SAS/SATA HBAファミリ」は、6Gb/秒 SAS/SATAインターフェースを共通して搭載。7H、7Heシリーズは「PCIe Gen3」対応で、最大16個のSAS/SATAポートを備える。512バイトブロックサイズで100万IOPS(1秒間で読み込み・書き込みできる回数)以上、4Kブロックサイズで80万IOPS以上というハイパフォーマンスを誇る。また、7Heは、データ暗号化エンジン「maxCrypto」も搭載し、セキュリティ機能を高めている。

 若山マネージャはHBA製品群について「パフォーマンス、セキュリティ、拡張性の面で、業界で唯一の機能を提供できると自負している」と優位性を強調する。

 同社は5月ごろの発売に向けて準備を進めている。PMCシエラの正規代理店とストレージチャネルパートナー経由で販売する予定。LSIロジックなどの競合製品と比べても、競争力のある価格設定にする方針だ。(本多和幸)