インターネットイニシアティブ(IIJ、鈴木幸一社長)は、クラウド事業の拡大を掲げ、2014年3月期、クラウド事業の売上高を100億円超に増やし、黒字化を目指す。さらに3年後をめどに、クラウド事業の売上比率を全社の柱となる「20~30%に引き上げる」(鈴木社長)ことに取り組む。

 5月15日に発表した13年3月期の業績は、売上高が前期比9.2%増の1062億円、営業利益が22%増の77億円。クラウドサービス「IIJ GIO」を中心とするクラウド事業の売上高(国内)は約62億円と、前期31億円の倍に伸びた。今秋、松江データセンター(DC)パークの第II期DCを開設するなど、設備の拡張を進めている。

 14年3月期の見通しは、全社売上高が10.1%増の1170億円、営業利益が21.2%の94億円。二桁の増収増益を目指す。IIJは、今夏に社長が交代するほか、今期中に250人強の人員増を予定している。人員増を吸収するために、来期上期に本社移転も計画。新体制を築き、クラウドの成長がけん引するかたちで事業の拡大を図る。(ゼンフ ミシャ)

鈴木幸一社長