インターネットイニシアティブ(IIJ、鈴木幸一社長)は、名古屋市に守山データセンターを開設し、3月1日に運用を開始する。東海地区では名古屋データセンターに次いで2か所目、IIJの国内データセンター(DC)では20か所目となる。

 名古屋市北東部の守山区に開設する守山データセンターは、東日本大震災をきっかけに、BCP(事業継続計画)や災害対策の一環として、企業が自社の情報システムをDCに移す動きが広がるなかで、とくに都心部から離れた郊外のDCを利用したいという要望に応えるもの。

 ビル免震による高い耐震性や、一般的なDCと比較して数倍の120時間という長時間の電力供給に対応する非常用発電設備を備えており、ディザスタリカバリサイトとしての利用にも適している。また、1ラックあたりの電源容量が標準で実効6kVAまで対応しているので、従来のDCの2倍程度の密度で機器を実装することができる。

 ユーザー企業は、契約したラック内の自社設備とIIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を構内接続用のゲートウェイを経由して接続することによって、自社システムの延長として手軽にクラウドサービスを利用することができる。

 また、「IIJ GIO」を利用するユーザー企業が、クラウドと自社設備のハイブリッド利用で想定されるさまざまな利用形態に対応するために、従来の1ラック、4分の1ラック単位のコロケーションサービスに加え、新たに8分の1ラック単位でのサービスを開始する。小規模の利用ニーズに対応する分割ラック提供によって、ユーザー企業は最小限のコストでクラウドを利用することができる。