執行役員
そんな強みを生かして、力を入れていこうとしているのは、SAPをSaaS型で展開するSIerに、ネットアップのストレージをそのプラットフォームとして提供することだ。ERPなどをクラウド型で利用するユーザー企業が増えているとみて、SIパートナーとともに「SAPを狙う」(本田執行役員)ことによって、ビジネスの拡大につなげる考えだ。
直近では、富士通グループの老舗SIerである富士通システムズ・イーストが先行して、ネットアップのストレージを活用したSAPのクラウド型提案に力を入れているという。その活動が評価され、この6月、ネットアップが売上拡大に貢献したパートナー企業を称える「NetApp Japan Partner Award 2013」の「ベスト・ソリューション・アワード」を受賞した。
本田執行役員は、「富士通システムズ・イーストのように一緒にSAP市場を開拓するパートナーを増やし、ビジネスチャンスをものにしたい」とアピールしている。(ゼンフ ミシャ)