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弥生、消費税率改訂に対応する業務パッケージソフト「弥生 14 シリーズ」を10月18日に発売

2013/10/08 18:39

 弥生は、業務パッケージソフト「弥生シリーズ」の最新版として、2014年4月1日に施行される消費税率の8%への引上げに対応した「弥生 14 シリーズ」を10月18日に発売する。

消費税率改訂に対応した「弥生 14シリーズ」

 記者会見で岡本浩一郎社長は、「17年ぶりとなる消費税率引上げに対応して、取引日付に応じた税率の自動判定機能や税率ごとの消費税集計機能を加えた。また、改正消費税申告書に対応する」と新機能を紹介した。

「弥生 14 シリーズ」について説明する岡本社長

 「取引日付に応じた税率の自動判定」は、取引日付が2014年4月1日以降の場合、課税区分の税率として8%を標準で適用するので、手動で設定する必要がない。

「税率ごとの消費税集計」は、消費税区分に応じて5%と8%それぞれの金額を集計でき、2014年4月1日以降に誤って税率5%で処理をしているケースがないか、簡単に確認できる。

 このほか、「弥生会計 14」「やよいの青色申告 14」は「改正消費税申告書(8%)」に対応し、「弥生販売 14」「やよいの見積・納品・請求書 14」は消費税率引上げの販売価格への転嫁を円滑にする「税込商品単価の一括変更」機能を追加した。

 「弥生給与 14」は、平成25年分の年末調整に対応するほか、年末調整の業務・操作の流れがわかる「年末調整ナビ」を追加したことで、初めての人でも迷わずスピーディに年末調整業務ができる。

 サポート体制も強化した。消費税率引上げや、2014年4月のWindows XPのサポート終了に向けてユーザーからの問い合わせが増加することを予想し、札幌カスタマーセンターのオペレータ席を200席増やし、従来の約2倍の420席にした。これによって、大阪カスタマーセンターと合わせて630席となった。

 なお、「13シリーズ」まで価格は定価だったが、「発売中に税率が変わるし、価格競争が激しく、定価の意味がない」(岡本社長)ことから、「14シリーズ」からはオープン価格にする。

 直販サイトでの価格は、会計・申告ソフトの「やよいの青色申告 14」が1万1550円、「弥生会計 14 スタンダード」が3万8850円、「弥生会計 14 プロフェッショナル」が7万3500円、「弥生会計 14 プロフェッショナル 2ユーザー」が9万7650円。給与計算ソフトの「やよいの給与計算 14」が2万2050円、「弥生給与 14」が7万3500円。販売管理・帳票作成ソフトの「やよいの見積・納品・請求書 14」が9870円、「弥生販売 14 スタンダード」が3万8850円、「弥生販売 14 プロフェッショナル」が7万3500円、「弥生販売 14 プロフェッショナル 2ユーザー」が9万7650円。顧客管理ソフトの「やよいの顧客管理 14」が9870円。このほか、バリューパック製品も用意する。
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外部リンク

弥生=http://www.yayoi-kk.co.jp/

「弥生 14 シリーズ」=http://www.yayoi-kk.co.jp/products/yayoi/index.html