インテリジェント ウェイブ(IWI、山本祥之社長)は、ソフトウェアのソースコードのぜい弱性を解析するツール「CxSuite」をサービス化して、「CxSuite オンデマンドサービス」として発売した。

笠原重明
副部長
 「CxSuite」は、ソースコードのぜい弱性を解析するソフトウェアで、ソフトに潜在するぜい弱性を発見し、問題があるプログラムの修復方法も表示する。ソフトのぜい弱性を発見するツールはいくつかあるが、「ソースコードに特化した静的解析ソフトは『CxSuite』しか存在しない」(営業本部の笠原重明・営業第四部副部長)という。ソースコードはソフトのベースになるプログラムで、ソフト開発の工程で上流工程に位置づけられる。ソースコードの段階でぜい弱性の有無をチェックすることで、万一ぜい弱性が発見されても迅速に対処することができる。

 「CxSuite」の開発元はイスラエルのITベンダーであるチェックマークスで、グローバルでのユーザー数は米セールスフォース・ドットコムなど約250社。日本ではIWIが2011年に発売し、約20社のユーザーを獲得している。パッケージソフトとしてソフトメーカーやユーザー企業に販売してきたが、今回、サービスとして提供する「CxSuite オンデマンドサービス」を発売するに至った。

山本祥之
社長
 メニューは「Express版」と「Enterprise版」。Express版は、ソースコードの解析をIWIの専門スタッフが代行して結果をレポートするタイプ。価格は1レポート(解析する最大ソースコード行数15万行)で2万5000円。Enterprise版は、IWIのクラウドで稼働する「CxSuite」の利用権を期間限定で提供するモデルだ。こちらの価格は19万5000円から。

 IWIは、金融機関向けシステム開発を主力とするシステム開発会社だが、セキュリティ製品の開発・販売にも力を入れている。自社開発製品のほかに、イスラエルを中心に海外で実績のあるソフトを輸入・販売するビジネスも手がけ、最近は輸入販売事業を強化している。  そのなかで、「『CxSuite』を中核商材に育てたい」(山本社長)としており、パッケージに比べて安価なサービス型モデルの発売で、ユーザーのすそ野を広げる。(木村剛士)