トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、巧妙化するメール攻撃に対する防御能力を高める次世代メール攻撃対策アプライアンス「Deep Discovery Email Inspector(DDEI)」の受注を、8月4日に開始する。

 ユーザーがカスタマイズできるサンドボックスやトレンドマイクロ独自のエンジンなどの複数技術によって、巧妙化が進むメール攻撃から企業を守るメール攻撃対策アプライアンス。通常の添付ファイルだけでなく、暗号化された圧縮ファイルもパスワード解凍したうえで静的・動的解析を実施し、パターンファイルでは検知できない不正プログラムや脆弱性コードを検知して、メールに起因する脅威をブロックする。

 日本のビジネスシーンで多用されているパスワードを別メールで送信するケースにも対応。日本の環境に合わせて開発しているので、日本語OSに対応したサンドボックス解析ができ、一太郎など、日本独自のアプリケーションを狙った脅威にも対応する。

 不正URLの分析機能によって、メール内に記載されたURL自体が不正かどうかの判定だけでなく、実際にアクセスした際にどのような動作をするのかも解析する。改ざんされた正規サイトから、不正ファイルをダウンロードさせる攻撃(ドライブバイダウンロード)のブロックにも有効だ。

 既存のゲートウェイ対策に、次世代メール攻撃対策製品の「DDEI」を追加することで、従来のセキュリティ投資を生かしながら、多段防御によるセキュリティ強化ができる。巧妙化するメール攻撃は、標的型サイバー攻撃の手段にも多用されているので、標的型サイバー攻撃の入り口対策としても活用できる。

 税別価格は、ハードウェア3年保守版 新規が270万円/1台、ハードウェア5年保守版 新規が350万円/1台、ライセンス(年間)が4030円。同社では、「DDEI」により今後1年間で6億5000万円の売り上げを目指す。