クラウドサービスのASEAN展開に取り組んでいるインターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、インドネシア市場を開拓するための体制を整えている。このほど、インドネシアの大手通信サービス会社であるBiznet Networksと合弁会社を立ち上げることを決定。12月をめどに、事業を開始する予定だ。

 合弁会社は、IIJが40%出資し、現地企業に向けてクラウドサービスを提供する。Biznet Networksの営業リソースを活用してサービスを売り込み、3年後に1000万米ドルの売り上げを目指す。インドネシアはIIJにとって、今年3月にクラウドの販売を開始したシンガポールに続いて、ASEANで事業を手がける2つ目の国。ASEAN以外の海外では、米国、欧州、中国でクラウドを提供している。

 IIJはASEANのさらなる開拓を目指し、先行投資を増やしている。勝社長は、「現在、ベトナムとタイで具体的な話を進めている」として、水面下でクラウド展開の拡大に取り組んでいることを明らかにした。同社は、クラウド需要が旺盛になると見込むASEANを業績伸長のエンジンの一つと捉えて、現在40億円強の海外売上高を「数年以内に100億円に引き上げたい」(勝社長)ともくろんでいる。(ゼンフ ミシャ)