ASEAN諸国で最も人口が多く、経済成長が著しいインドネシアが「有望事業投資先」として、トップに立った──。国際協力銀行が実施した海外直接投資アンケートの結果によると、インドネシアは2013年度、第1位を獲得した。アンケート調査に参加した日本企業488社に「中期的に有望と考える事業展開先国・地域」はどこかとたずねたところ、最多の219社がインドネシアと回答した(複数回答)。この設問形式で調査を開始した1992年以来、初めて1位になったという。2位にはインド、3位にはタイがランクインしている。

 そうした動きを背景に、ビジネスの基盤を成すクラウド市場が、インドネシアで本格的に立ち上がろうとしている。調査会社の米フロスト&サリバンは、インフラ(IaaS)からアプリケーション(SaaS)までをカバーするインドネシアのクラウド市場は、2012年の3100万米ドルから16年までには1億5100万米ドルに拡大すると見込んでいる。年平均成長率は48.6%。インドネシアは、日本のITベンダーにとってASEANで最も可能性の大きい市場になっており、マーケット開拓に向け、早期の取り組みが求められる。(ゼンフ ミシャ)