フロムスクラッチ(安部泰洋社長)では、マーケティングプラットフォームの「B→Dash(ビーダッシュ)」が好調にユーザー企業を増やしている。昨年11月に提供を開始し、約半年間で50社を獲得した。このマーケティングプラットフォームを提供したことによって、今年度(2015年9月期)の売上高は前年度の2倍を見込んでいる。

安部泰洋
社長
 B→Dashは、集客施策から販売促進、顧客管理まで一気通貫で利用できるプラットフォーム。他社が提供しているプラットフォームは、集客施策のみでの利用など各マーケティングプロセスに対応したツールが多い。そのため、集客施策と販売促進の両方のデータを分析するには各管理画面にアクセスすることが必要となり、例えば分析の作業負担が大きい。一方、B→Dashはすべてのマーケティングプロセスを網羅しているため、データ統合の手間が不要で業務の効率が向上することに加え、レポート機能によってプロセスごとや全体のレポート作成も可能だ。つまり、マーケティングの入口から出口までを一元管理できることが最大の強みだ。

 安部社長は、「多くのマーケティング担当者は、『収益につながるチャネルがわからない』『複数のツールを使うと手間とコストが増える』『情報量が多すぎて見づらい』などの課題を抱えている。これらの悩みによって、データを最大限に生かしたマーケティングを実行できないのが実情。マーケティング担当者が抱える問題を解決するためにB→Dashを提供することにした」と説明する。

 ユーザー企業については、広告代理店などマーケティングビジネスを専門に手がける会社が導入しており、「今後は一般的な会社のマーケティング担当者が利用するよう仕向けていく」との方針を示している。今は直販が多く、「当面は現状の販売スタイルを踏襲していくが、販売パートナーの獲得にも力を入れていきたい」と、大手広告代理店とのアライアンスを進めている。(佐相彰彦)