OKIデータ(平本隆夫社長)は、ビジネス向けのLEDプリンタ・複合機のダウンタイムを削減する新サービス「COREFIDO3」を発表するとともに、同サービス対応の新製品として、A3カラーLED複合機4機種を発売した。4機種合計で年間1万台の販売を目指す。

 COREFIDOは、「5年間無償保証」を謳うサービスとして2008年に登場した。2011年には、5年間無償保証を定期交換部品にも適用した第二世代のサービス「COREFIDO2」の提供も開始し、これらのサービスと、それに対応したプリンタ・複合機は、OKIデータの近年の顧客基盤拡大に大きく貢献している。保守コストの削減を徹底することでTCOの削減につなげるというコンセプトが市場の支持を得たかたちだ。

 COREFIDO3は、このコンセプトをさらに前に推し進めた。ユーザーが自分でメンテナンスできる範囲を拡大するサービスで、トラブルが発生したときに、メーカーの保守員などの作業を待つことなく解決できるようにする。平本社長は、「プリンタ・複合機のダウンタイムによる時間のムダと、メンテナンスや修理のコストを最小化し、究極のセルフメンテナンスを実現した」と強調する。

 具体的な機能としては、まず、セルフメンテナンスをクラウドサービスで支援する「クラウドメンテナンスプラットフォーム」を整備した。トラブルが発生したときに、クラウド側で複合機の状況を確認して、ユーザーに最適な対処方法を伝えるほか、コールセンターのオペレーターがクラウド経由で複合機の状況を確認して、リモートで対応を支援するサービスメニューなども用意している。

 また、COREFIDO3対応のハードウェアにも、メンテナンス性を高める機能を盛り込んだ。あらかじめ想定できるトラブルへの対応方法や消耗品の交換方法などについては、アニーメーションや写真を多用してわかりやすく解説するコンテンツを用意し、ハードに記憶させて必要なときに表示できるようにした。オペレーションパネルのUIも改善している。「クラウドメンテナンスプラットフォームにアクセスする前に、できる限りハードの操作だけでトラブルを解消することを目指した」(平本社長)という。

 同社はCOREFIDO3対応製品の拡販に向けて、新しい販売パートナーの開拓にも乗り出している。栗本清・取締役国内営業本部長は、「従来から当社と関係が深かったITディーラーだけでなく、事務機ディーラーにも売っていただきたいと考えていて、すでに100社の新しいディーラーを獲得している。さらに100社を開拓して販路を広げ、通年でのシェア10%を達成したい」と意気込む。(本多和幸)

COREFIDO3対応の新製品を紹介する平本社長