【上海発】安満能国際貿易(上海)(アマノ上海、十朱佳顕総経理)の情報システム・時間管理機器事業が好調だ。同社の石黒祐介・TIS事業部経理によると、「今年5月以降、昨年比で引き合いが40%程度増えている」という。

石黒祐介
TIS事業部経理
 アマノ上海のTIS事業部では、就業・給与・人事システムや就業情報ターミナル機器、パーキングシステムなどを販売している。主力製品の就業・給与・人事ソフト「TimePro-XG」は、用友や金蝶などの会計ソフトや、主要な生産管理システムとの連携機能を搭載し、中国国内でおよそ100社の導入実績をもつ。

 顧客の9割方は、現地の日系企業だ。中国商務部によると、2015年1~7月の日本の対中直接投資額は、前年同期比24.2%減の21億4000万米ドルと低調に推移しているが、石黒・TIS事業部経理は、「日本で5月1日に改正会社法が施行され、連結対象の子会社を含めたコンプライアンスの強化が求められていることから、当社製品へのニーズが高まっている」と説明する。

 営業面では、日本の既存顧客からのロール案件や、製造業向け集塵機を販売する自社の他部門との連携だけでなく、ITインフラを得意とする日系ITベンダーとのパートナービジネスを展開。2015年には、労務・人事コンサルティング会社と協業し、中国の労働法などに関する問い合わせに対応するコンサルティングサービスも開始している。

 石黒・TIS事業部経理は「中長期的には、売上高倍増を目指している。中国の日系マーケットには、まだそのポテンシャルがある」と意欲を示している。(真鍋武)