オーシャンブリッジ(持木隆介社長)は、データ持ち出し防止ソリューションの需要増に合わせ、マルチフォーマット対応ファイルビューア「Brava Enterprise」の販売を強化する。サーバー組み込み型のソフトウェアで、同社製品取扱いパートナーを通じて提供する。

高木庸平
営業部リーダー
 幅広いファイルフォーマットに対応したビューアで、マイクロソフトOfficeやPDFなどの文書ファイル、各種画像ファイル、CADデータなどをサーバー側で軽量な表示専用形式に変換して、ブラウザに転送するので、クライアント側に対応するアプリケーションソフトがなくても文書や図面が閲覧できる。また、文書を1ページ単位に分解して転送するので、ページ数の多いファイルをネットワーク越しに閲覧する場合もスムーズな動作が可能という。ビューアはInternet Explorer用のActiveXアドオンやChrome、Firefox、Safariに対応したウェブアプリケーションとして提供され、PCおよびiPadでの動作が確認されている。

 さらに、もとのファイルの実体はクライアント側に転送されないので、機密情報の不正な持ち出しを防ぐ効果が期待できる。ユーザーごとに印刷の可否を設定する機能や、ディスプレイをカメラで撮影されるのを抑止するため、画面にユーザー名を重ねて表示する機能なども搭載する。

 オーシャンブリッジの高木庸平・営業部リーダーは、「CADソフトが入っていない端末で、図面をみるといった用途を想定した製品だったが、ファイルをセキュアに表示できる点が評価され、現在では引き合いの多くが不正持ち出し防止目的となっている」と説明する。アウトソーシング先や海外の生産拠点などとの協業で業務を行う企業が増えているほか、タブレット端末などを利用してオフィスの外からデータにアクセスする機会が広がっていることから、Brava Enterpriseへの需要が高まっており、既存の文書管理システムに追加するセキュリティソリューションとして拡販を図っていく。(日高彰)