フォースメディア(池田譲治社長)は、Thunderbolt 2インターフェースを搭載したQNAP製NASの新製品「TVSー871T」の販売を開始する。NAS本体の単体製品に加え、動作検証済みのHDDを搭載したモデルを用意する。高速インターフェースの採用によって4K映像の非圧縮伝送にも対応することから、販売店を通じてビデオ編集スタジオなどへの導入を図っていく。

本田 龍
部長
 3.2GHz駆動のCore i7プロセッサと16GBのメモリを搭載した高性能NASで、最大8台のシリアルATA HDDが搭載可能。Thunderbolt 2とイーサネット(10Gbおよび1Gb)の両インターフェースを備えていることから、動画編集用端末に高速なThunderbolt 2で接続しながら、同時に他の端末からはイーサネットを通じてNASとして参照できる。

 4K非圧縮映像のリアルタイム転送には、10Gbイーサネットのほぼ全帯域を使用するため、従来製品ではNAS上の4K素材を直接編集する作業スタイルは、現実的ではなかった。新製品は最大20Gビット/秒の高速転送が可能なThunderbolt 2を採用したことで、編集作業用のストレージとしても活用できるようになる。

 Thunderbolt 2ポートは2基搭載しており、拡張エンクロージャ(5ベイまたは8ベイ)を6台までデイジーチェーン接続可能となっているので、本体とあわせて最大合計56台のHDDを収容できる。8TBのHDDをフル搭載した場合の物理容量は計448TBとなり、速度に加えて大容量が要求される業務に対応が可能。

 フォースメディアの本田龍・ビジネス開発部部長は、「4K映像を扱う環境でNASは、主に保管・バックアップ用のストレージとして利用されてきたが、Thunderbolt 2に対応したことで今後は編集用のストレージにもなり、作業効率が向上する」と話し、4K対応が迫られているビデオ編集機器市場からの引き合いが期待できる製品と説明する。

 また、x86アーキテクチャをベースとしており、HDMI出力端子を搭載していることから、NAS自体をPCやサーバーとして利用できる。4K動画ファイルを格納すると同時にトランスコードを行い、プレビュー用の軽量データを作成するといった活用も可能となっている。(日高彰)

Thunderbolt 2に対応したQNAP製NAS「TVSー871T」