エムオーテックス(河之口達也社長)は、同社のIT資産管理/セキュリティツール「LanScope Cat」と、三菱スペース・ソフトウエアの個人情報検出ツール「すみずみ君」の連携機能を拡大し、提供を開始した。マイナンバーの通知が開始されたことに合わせ、両社の協業により個人情報漏えい対策を強化する。

 すみずみ君は、PCやファイルサーバーに保存されているファイルから、氏名・住所・電話番号・マイナンバーなどの個人情報を含むものを高速に検索できるツール。クレジットカード番号やマイナンバーはチェックデジットによる判定に対応するほか、地名を人名として誤認しない独自の検索方式や辞書を搭載しており、誤検知が少ない高精度な個人情報の抽出が可能となる。また、個人情報を含んだファイルを発見した際、ファイル名に「機密」などの文字列を自動的に追加する機能を搭載している。

 LanScope Catでは、ファイルの操作を記録・監視できるので、名前に「機密」を含むファイルに対する操作を監視することで、個人情報の取り扱い状況の管理や、持ち出しの警告・追跡が可能。さらに、LanScope Catの管理機能を利用して、すみずみ君の配布・インストールと実行を自動化できるよう、両製品の連携を強化した。

 三菱スペース・ソフトウエアの片石一浩・ソリューション営業部第一課課長は「『すみずみ君』を定期的に実行することで、 特定個人情報の取り扱い端末以外にマイナンバーが存在しない状態を維持できる」と述べ、マイナンバーなどの散逸を防ぐとともに、適切な状況を継続的に維持できるのがメリットと説明する。検索が高速でPCへの負荷が低いため、毎日や毎時間といった反復実行も可能という。また、同社では協業拡大のキャンペーンとして、LanScope Catをすでに導入済みのユーザー、または導入を検討しているユーザーに対して、今年12月25日まで、すみずみ君を希望小売価格の39%引きで提供する。

 エムオーテックスの池田淳・執行役員は「データ暗号化など、個人情報発見後の処理では販売パートナーが扱うソリューションとの連携も考えられる」と話し、LanScope Catとすみずみ君を合わせて導入することで、ユーザーへのさらなる追加提案の契機にもなるとの見方を示した。(日高彰)

三菱スペース・ソフトウエアの片石一浩課長(左)とエムオーテックスの池田 淳執行役員