ニュース
NECネッツエスアイ 中国で「EmpoweredOffice」の引き合い増 2018年度に売上高倍増を計画
2015/11/26 19:07
週刊BCN 2015年11月23日vol.1605掲載
総経理
現在、もっとも力を注いでいるのが、什器などの設備手配や空間設計を含め、オフィス環境の改善をトータルで支援するEmpoweredOfficeだ。ターゲットは、オフィスビルに入居する企業全般で、現在は従業員数10~100人程度の日系企業が中心。近年、日系企業の新規拠点の設立は勢いが衰えているものの、田澤総経理は、「急激に需要が落ち込むことは考えにくい」と説明。中国では、賃金の上昇に伴って、コスト削減を目的にオフィスを移転する企業が一定数あるため、むしろ安定した需要が期待できるというのだ。
とくに15年度は、「以前よりも確実に引き合いが増えている状況」(同)という。これに貢献しているのが、今年6月に、NECグループの中国統括会社であるNEC(中国)が、北京の本社オフィスを移転したこと。新オフィスには、NESICのEmpoweredOfficeを採用しており、来客向けのショールームとして展示している。田澤総経理は、「口頭で説明するだけでなく、実際の活用例を現場で見てもらうことで、顧客の受け止め方が変わる」と、受注拡大に向けた意欲をみせる。
- 1