ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(ウォッチガード、根岸正人社長)は2月17日、企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンスのFireboxファミリに「Firebox T30/T30ーW」と「Firebox T50/T50ーW」の2シリーズ、4機種を新たに投入したと発表した。

 新製品は、中堅・中小規模企業(SMB)と分散型エンタープライズに特化したモデル。コンパクトなきょう体で、自社のデータセンターがない環境でも容易に設置することができる。ファイアウォールスループットは最大1.2Gbps、UTMスループットは最大165Mbpsを実現。AC電源の確保を不要にするPoEポートを標準で装備しており、アクセスポイントや監視カメラなどを容易に実装することができる。また、「T30ーW」と「T50ーW」では、最新の802.11ac規格による高速・高信頼性のWiーFi接続を利用することが可能となっている。さらに、RapidDeploy機能を搭載し、管理者があらかじめ構成情報を設定して準備することで、技術スタッフが支店/支社、またはリモート拠点などに出張する必要がなくなる。

 シグニチャベースでのアンチウイルスソリューションが見逃してしまうマルウェアを、フルシステムエミュレーション(CPUとメモリ含む)によるクラウドベースの次世代型サンドボックスによって検出。OSのシステムコールだけでなく、マルウェアのすべての挙動を独自のサンドボックス技術で検出し、他のサンドボックスソリューションでは確認できない回避行動までも正確に検知することができる。また、すべてのネットワーク活動を一元化したリアルタイムビューにより、有害なサイトやユーザーに対して迅速に対処することができる。さらに、SHAー2対応の暗号共通処理を実現しており、SHAー1など旧式の暗号アルゴリズムからのアップデートが要求されるコンプライアンス標準に応えつつ、パフォーマンスの向上を可能にする。