東芝インダストリアルICTソリューション社(錦織弘信社長)は6月1日、グループ内のPLM関連ソリューションの技術・開発機能強化のため、今後拡大が予想されるIoTを活用した次世代型のものづくりソリューションの上流工程の中核となるPLM関連ソリューションの開発体制を統合したと発表した。

 今回の統合により、主にPLM導入コンサルティングを担当する東芝インダストリアルICTソリューション社の技術部門と東芝ソリューションのPLM関連開発部門を、同社グループ内でのPLM関連ソリューションの導入と支援を担当する東芝インフォメーションシステムズのPLM部門に統合し、開発拠点を集約する。営業窓口は、従来どおり東芝インダストリアルICTソリューション社が担当する。

 東芝インフォメーションシステムズは、世界トップシェアの設計開発ソリューションをもつダッソー・システムズのPLMソリューション「ENOVIA」を同社グループでの標準PLMソリューションとして採用し、東芝グループ50サイト、約2万5000ユーザーに展開してきた実績がある。また、同社グループ内で蓄積されたさまざまなノウハウをENOVIA上に「東芝PLMテンプレート」として整備している。さらに、CAD/CAE分野でも同社グループでの活用を推進してきた。

 東芝インダストリアルICTソリューション社には、グローバルでのPLM導入に関するコンサルティング、提案型スパイラルアプローチによる導入手法など、多様な業種・業態でのPLM適用提案や適用手法のノウハウがある。東芝ソリューションは、顧客固有のプロセスにPLMパッケージを適合させてきた多くの経験をもち、高品質・高付加価値のシステム構築手法である統合型システム開発標準ISDSでの開発や大規模オフショア開発でのノウハウを保有している。

 統合する3部門のそれぞれの強みを生かすことで、長年の東芝グループでの“ものづくり”で得られた、重電分野から半導体までの多岐にわたる事業特性を踏まえた製品ライフサイクル管理の経験や豊富な利活用、運用ノウハウを最大活用し、開発スピードを向上するとともに顧客への提案力を強化する。

 東芝インダストリアルICTソリューション社は今後、PLM関連ソリューションの技術・開発、販売をさらに強化することで、Industrie4.0など“ものづくり”変革への気運が高まる製造業の製品の設計・開発業務のさらなる効率化と高度化へのニーズに応えていく方針。