東芝インダストリアルICTソリューション社(錦織弘信社長)は3月30日、戦略調達ソリューションMeister SRMで、過去の見積価格や内訳を比較・分析することで戦略的な調達業務を可能にする機能強化版を4月に発売すると発表した。また、短期間・低価格で調達業務を立ち上げたいユーザー向けに、提供機能を限定したSaaS版「Meister SRM クイックモデル」を同時に発売する。

 Meister SRMは、製造業の調達・購買部門向けに部材や取引先などのサプライヤ情報を一元管理して有効活用を可能にするソリューション。サプライチェーンのコミュニケーション基盤として、調達コストの低減や、生産活動の中断リスクをはじめとした各種リスクマネジメントへの対応を可能とし、戦略的な調達業務を実現する。

 今回の機能強化版では、過去の見積を検索し見積内訳を比較できる機能を追加することで、相見積時での「内訳比較機能」に加え、相見積と過去見積の内訳単位での比較・分析を実現した。これにより、新商品の原価企画段階での過去見積内訳を用いたシミュレーション、過去案件との見積比較によるトレンド把握と精度の高い見積精査による原価低減、類似品目に関する見積内訳の参照が可能となる。

 また、同時にリリースするSaaS版のMeister SRM クイックモデルは、BCP(事業継続計画)管理体制で重要なシステムの早期立ち上げやグローバルでの調達リスクを低減したいユーザー向けに、Meister SRMのサプライヤ管理に関する「コミュニケーション機能」である「取引先調査」、「BCP管理」、「汎用アンケート」を中心に提供機能を限定したもので、システムを短期間で導入することができる。

 同社が提供する調達業務の外部委託サービス「サプライチェーン見守りサービス for BCP」との組み合わせも可能で、サプライヤの維持管理、災害時の調査などを同社に委託することで、低コストで調達業務の効率化を図ることができる。

 価格は、Meister SRMのSaaS利用価格が月額60万円から、オンプレミス版が1100万円から。Meister SRM クイックモデルのSaaS版が月額32万円から。