SAPは、工業和信息化部(工信部)の中小企業発展促進センターと戦略提携した。これにもとづき、両者は中国の中小企業に対して、共同でフロントオフィス向けクラウドソリューション「SAP Anywhere」を普及させる。SAPは、より効率的に同製品を拡販できることになる。

 SAP Anywhereは、主にSAPが中国の研究開発(R&D)拠点で開発した同国市場向けの戦略商材で、従業員数10~500人の中小企業がターゲット。モバイル対応しており、いつでもどこからでも営業管理や在庫管理などを行えることが特徴だ。

 中小企業発展促進センターは、中国の中小企業向け公共サービスの核心的な役割を担う機関。今回の協業では、第一弾として広東省と江蘇省の二つの産業園に入居している中小企業200社に対してSAP Anywhereの導入を進める。

 また、両者は協力して全国でオンライン/オフラインの技術研修を行う。さらに、地方の産業園と連携して共同で「中小企業イノベーション体験センター」を設置し、SAPソリューションの販売促進につなげる。(真鍋 武)