ディー・ディー・エス(DDS、三吉野健滋社長)は7月6日、多要素認証統合プラットフォーム「EVE MA」の機能強化を行い、認証要素として新たに顔認証を加えた新バージョンを10月上旬に提供開始すると発表した。

 「EVE MA」では、従来生体認証の認証要素として指紋、指静脈、手のひら静脈をサポートしていたが、今回新たに顔認証機能を提供する。指紋認証と顔認証との併用による二要素認証も可能となり、Windowsログオン認証や様々なタイプの業務アプリケーションへのシングルサインオン機能を実現する。

 これにより、管理者はパスワードの漏えいやなりすましによる情報漏えいリスクを低減し、ユーザーは、煩わしいパスワード管理をすることなく、リモートアクセス時の安全な本人認証が可能となる。また、この顔認証機能は今後FIDOへの対応を予定している。

 新たに追加した顔認証は、特別な動作が不要で、カメラに顔を向けるだけのハンズフリー認証が可能。常時監視による離席時の画面ロック機能も用意し、なりすましによる不正利用を防止する。また、専用の読み取り装置も不要で、市販のウェブカメラや端末の内蔵カメラを利用できるため、導入コストの低減を図ることができる。

 顔認証エンジンは、顔のパーツの相対位置や大きさ、目や鼻やほお骨やあごの形といった特徴がある部分を抽出し、メタデータとして数値化する。認証は、そのデータとカメラからの画像を数値化したデータを比較して行う。認証率は、輝度、表情の違い、角度(左右最大40°上下最大30°)と眼鏡・帽子などの状態変化による影響は受けずに認証が可能となっている。