アプリケーション分析ソフトウェアのグローバル大手企業である仏CAST(ヴァンサン・ドラローシュCEO)は、SaaS型ソリューション「CAST Highlight」の提供を日本でも開始した。デジタル・トランスフォーメーションのトレンドをビジネスチャンスと捉え、既存システムの棚卸しを考えている企業のCIOなどを対象に、従来製品よりも低コストで導入できるソリューションとして訴求していく方針だ。SIerやコンサルファームなどに付加価値を追加して再販してもらうビジネスモデルも検討しており、日本市場のパートナーエコシステム構築にも着手する。

 CAST Highlightは、アプリケーションの安定性、安全性を分析するソリューションだが、従来同社が販売してきたオンプレミス製品を単純にクラウド化したわけではないという。コード分析は従来製品に比べて高速化しており、100万行のコードを1時間で診断することができる。また、アプリケーションのソースコードをCast側に一切提供することなく、セキュアにコードの分析が可能だとしている。

 CAST Highlightが分析する具体的な内容は、アプリケーションの「ぜい弱性」「維持にかかるリソースやコスト」「複雑性」「不具合やぜい弱性の修復にかかるコスト」「ビジネス上の価値」の5項目。この5項目の指標は、ポートフォリオ単位、アプリケーション単位で確認できる。

 欧州では、大手銀行などで採用実績があり、日本国内でも、金融分野のユーザーを積極的に開拓していく意向だ。(本多和幸)