【上海発】東洋ビジネスエンジニアリング中国法人の畢恩吉商務信息系統工程(上海)(B-EN-G上海、孫強総経理)は、このほどIoTを活用した製造現場の設備管理ソリューション「MCFrame SIGNAL CHAIN」の販売を開始した。日系・非日系を問わず中国の製造業に広く提案していく。

 MCFrame SIGNAL CHAINは、多くの製造業が工場設備に設置しているパトライト製の信号灯に、ワイヤレス・データ通信システム「AirGRID」を取り付けて自動的に点灯・点滅の動作情報を取得し、ウェブブラウザを通して設備の稼働状況をモニタリングするもの。各設備の稼働状況を一覧で表示して監視できるほか、停止時間や段取り替え時間といった詳細情報の設定にも対応。稼働状況に応じた自動アラート機能や、蓄積した稼働情報のデータ分析機能も搭載している。これによって、工場や製造グループの生産性や信頼性の向上につなげることができる。

孫強
総経理
 手軽にIoTの利活用を開始したいという製造業の要望に応える。製造業が工場設備からデータを収集する仕組みを構築するには、既存の設備に改造を加えるなど、多くの手間とコストを要するため、IoT基盤の整備には時間がかかるのが一般的だ。一方、MCFrame SIGNAL CHAINは、AirGRIDを信号灯に取り付けるだけでよいので、ユーザーは既存の工場設備を生かして、低コストで早期にIoTの利活用を開始できる。また、AirGRIDは、無線でテータ通信を行うので、工場内で配線工事をする必要もない。国際標準通信規格を採用した無線通信を行うため、複数台を同時に運用しても安定した通信精度を保つことができる。

 孫総経理は、「中国の製造業の工場では、人件費の高騰を受けて、自動化設備の導入が進む一方、設備の管理は人手で行っているケースが多い。また、一時的に設備の動作が停止する“ちょこ停”に悩みを抱えている企業も少なくない」と説明。B-EN-G上海では、今後1年以内に、まずはファーストユーザーの獲得を目指す。(真鍋 武)