北海道日立システムズ(巽謙治社長)は11月15日、北海道斜里郡清里町が同社提案の二要素認証システムを採用したと発表した。

 清里町は計画的にセキュリティ対策の強化に取り組んでおり、二要素認証では各社の製品・サービスを比較検討、最終的に北海道日立システムズが提案した指静脈認証とパスワードによる二要素認証システムを導入することを決めた。主な理由としては「職場環境(室内の明るさや暗さ、日光の有無)を問わずに設置・利用できる」「認証の確実性が高く何度も認証し直す必要がない」「認証装置が比較的小型でデスク上に設置しやすい」「地域に密着した北海道日立システムズの高品質なサポートが得られる」といった点を挙げている。

 今回、北海道日立システムズが受注したシステムは、PCへのログイン時にパスワードに加えて指静脈認証を組み合わせた二要素認証を実現するもの。システムで利用する指静脈認証技術は日立製作所が開発した生体認証技術で、指の静脈パターンで個人を認証する。近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像から静脈の存在する部分を構造パターンとして検出、あらかじめ登録したパターンと照合させて個人認証を行う。

 清里町では、マイナンバーを取り扱う必要がある住民基本台帳関連業務や税・社会保障関連業務で利用するPC40台に加え、事務系業務で行うPC130台の計170台に同システムを導入する。これにより、情報セキュリティの高度化を実現し、個人情報の流出を抑制する。なお、同システムは2017年3月に稼働を開始する予定。